当事務所の解決事例

2023.10.20

【No.220】後遺障害非該当の30代会社員の男性について、賠償金110万円の獲得に成功した事例

相談者:男性Uさん
職業:会社員
傷害の内容:右橈骨遠位端骨折、左手根骨骨折

項目 獲得金額
治療費 720,000円
通院交通費 10,000円
休業損害 620,000円
傷害慰謝料 970,000円
合計 2,320,000円

 

背景

30代会社員の男性Uさんは、歩いて交差点の横断歩道を渡ろうとしていたところ、Uさんから見て後方から左折してきた普通乗用自動車に衝突される事故に遭いました。Uさんは衝突の衝撃で跳ね飛ばされ、地面にたたきつけられました。

Uさんは、事故翌日に受診した救急病院で、右橈骨遠位端骨折、左手根骨骨折の診断を受けました。その後、整形外科と接骨院に約4カ月余りに渡って通院し、症状固定となりました。

弁護士の関わり

事故の1カ月後のタイミングでご依頼いただきました。

主治医から治療終了と言われたこともあって、治療を終了した後、後遺障害申請を行いましたが、残念ながら結果は非該当でした。

異議申立は行わずに、非該当という結果を前提に示談交渉を開始しました。

示談交渉の結果、休業損害と、裁判を行った場合の基準で算出された慰謝料の支払いを得ることができました。

所感

Uさんのケースでは、残念ながら後遺障害の結果は非該当でしたが、非該当を前提に、示談交渉として考えうる最大の金額の支払いを得ることができました。

Uさんのケースでは、幸運にも、裁判を行った場合と同額の慰謝料を示談交渉で獲得することができました。

通常であれば、弁護士が介入した場合であっても、示談交渉で獲得できる慰謝料金額は、裁判を行った場合の基準で計算した額の90%~95%程度です。

本件で裁判を行った場合と同額の慰謝料の支払いを得られた確たる理由はわかりませんが、症状の割には通院期間が短かったことが要因だったのではないかと考えられます。

交通事故に遭われてお怪我をされた方は、是非お気軽に、当事務所にご相談ください。