当事務所の解決事例

2023.11.21

【No.227】完治した40代会社員の女性について、賠償金29万円の増額に成功した事例

相談者:Mさん
職業:会社員
傷害の内容:頸椎捻挫、右手骨骨折

項目名 依頼前 依頼後
治療費 75,000円 75,000円
休業補償 75,000円 60,000円
入通院慰謝料 25,000円 381,667円
過失相殺 0円 -51,666円
合計 175,000円 465,000円

 

背景

40代会社員の女性Mさんは、普通乗用自動車を運転して公道を走行し、信号機のない交差点に至り直進進行しようとしたところ、Mさんから見て右側の交差道路から直進進行してきた普通乗用自動車に衝突される事故に遭いました。

Mさんは、事故当日に受診した救急病院で中手骨骨折の診断を受けました。その後、総合病院の整形外科に2回通院し、完治しました。

弁護士の関わり

治療終了後、相手方共済から示談提案を受けた時点でご依頼いただきました。

ご依頼後、すぐに示談交渉を開始したところ、依頼前の提示から約22万円増額された示談案を引き出すことができました。

さらなる増額が見込めそうであったことから、ご本人の意向を確認して紛争処理センターへの申立を行いました。

結果、依頼前と比較して約29万円、依頼後の示談交渉時の提示と比較しても約7万円増額されたあっせん案が示され、和解となりました。

所感

Mさんは、事故により指を骨折されたものの、幸い、通院3回で完治しました。

この点、裁判所の基準では、むち打ちや打撲等、他覚所見の無い怪我と比較して、骨折等他覚所見のある怪我の方が、慰謝料金額は高くなります。

Mさんのケースでも、通院期間は比較的短かったですが、骨折があったことから、相当程度慰謝料の増額を図ることができ、依頼前の提示額と比較すれば手取り金額は4倍近い金額となりました。

交通事故に遭われてお怪我をされた方は、是非、当事務所にご相談ください。