当事務所の解決事例

2022.02.06

【No.146】完治した30代兼業主婦の女性について、賠償金130万円の獲得に成功した事例

相談者:女性Tさん
職業:兼業主婦
傷害の内容:頸椎捻挫、胸椎捻挫等

項目名 獲得金額
治療費 530,000円
通院費・その他 10,000円
入通院慰謝料 810,000円
休業損害 480,000円
合計 1,830,000円

 

背景

30代兼業主婦の女性Tさんは、父親の運転する自動車の助手席に乗り、乗車していた自動車が赤信号にさしかかって信号待ちで停車していたところ、後ろから進行してきた四輪車に衝突される事故に遭いました。

Tさんは、頸椎・胸椎捻挫等の診断を受け、整形外科と接骨院に約半年弱、合計約80回にわたって通院し、ほぼ完治しました。

弁護士の関わり

治療を終了し、相手損保から示談提案を受ける前の段階でご依頼いただきました。

ご依頼後、すぐに示談交渉を開始しました。

相手損保からは、当初、約88万円を支払うという示談案が提案されました。

Tさんと検討し、あくまで示談交渉の枠内で解決を図ることとし、最終的に、慰謝料については裁判をおこなった場合の90%余り、休業損害については主婦としての休業損害3カ月分を計上した、130万円という金額で示談することができました。

所感

Tさんのケースでは、パートの休業は2週間程度であったものの、3カ月分程度の主婦休損の支払いを得られたことから、賠償額も全体としては大きなものとなりました。

パート等のお仕事をされていた方であっても、ご家族等自分以外の方のために家事をされていた方であれば、主婦としての休業損害を請求することができます。

そして、パート等の休業がほとんどなくとも、家事に支障が生じたことが明らかであれば主婦休損が認められた交通事故紛争処理センターの裁定例もあるので、パート等の休業が少ない、又は全くない場合であっても、主婦としての休業損害の支払いを得られる可能性は十分にあります。

交通事故に遭われた主婦の方は、是非当事務所にご相談ください。