当事務所の解決事例
2025.10.23
【No.319】完治した30代兼業主婦の女性について、賠償金103万円の獲得に成功した事例
相談者:女性Kさん
職業:兼業主婦
傷害の内容:頚椎捻挫
項目 | 獲得金額 |
---|---|
治療費 | 265,000円 |
通院交通費 | 889円 |
休業損害 | 610,000円 |
入通院慰謝料 | 563,000円 |
過失相殺(-10%) | 143,889円 |
合計 | 1,295,000円 |
背景
30代専業主婦の女性Kさんは、普通乗用自動車を運転して公道を走行中、Kさんから見て左側の民家から、左折しようと急発進してきた普通乗用自動車に衝突される、という事故に遭いました。
Kさんは、事故当日に受診した整形外科で、頚椎捻挫の診断を受けました。
その後、Kさんは、整形外科医院に3カ月間半に渡って通院し、完治しました。
弁護士の関わり
事故の1カ月半後に依頼を受けました。
依頼後、治療を終了したという連絡を受けて示談交渉を開始しました。
若干の増額は図れたものの、こちらの想定する金額とはなお遠かったため、交通事故紛争処理センターへの申立を行いました。
結果、最後の通院から2カ月半ほどで、慰謝料について裁判所の基準の約93%、休業損害について裁判になった時の金額を上回るような金額で、示談することができました。
所感
Kさんのケースでは、通院は3カ月半ほどで、後遺障害もなく、かつ、Kさん側にも10%の過失相殺がされましたが、Kさんが受け取る賠償金の額は100万円を超えました。
Kさんの賠償金が多額に上った理由は、主婦休損の額が多額に上ったことが大きいです。
仕事をされながらも家事をされておられた方であれば、主婦として休業損害が請求できます。
そして、例えお仕事を休んだ日数自体は少なかったり、また休んだことがなかったとしても、主婦としての休業損害の支払いを受けられる可能性は十分あります。
Kさんも、お仕事を休んだのは1週間ほどでしたが、示談においては、60万円を超える主婦休損が計上されました。
事故に遭われて怪我をされた兼業主婦の方は、一度、当事務所にご相談ください。