高岡市、氷見市などの呉西地区をはじめ、富山市などを中心に全県からご依頼いただいております

富山弁護士による
ロゴ tel

高次脳機能障害

295750001_convert

交通事故では身体に激しい衝撃が加わりますが、場合によっては事故の影響によって大きく頭を打ちつけることもあります。この場合、目に見える頭部の外傷を引き起こすだけでなく、脳にも影響を及ぼすことがあります。

 

交通事故の前と事故後とでは、少し様子が変わったなと感じられるぐらい、記憶力や集中力が低下してしまう、仕事の要領が極端に悪くなってしまった、感情の起伏が激しく感情のコントロールが上手く出来ていないというような症状が発生しているのであれば、高次脳機能障害を負われている可能性があります。

 

以下の表をご覧ください。

 

高次脳機能障害の認定基準

等級 認定基準
1級1号(要介護) 神経系統の機能または精神に著しい障害を残し、常に介護を要するもの
2級1号(要介護) 神経系統の機能または精神に著しい障害を残し、随時介護を要するもの
3級3号 神経系統の機能または精神に著しい障害を残し、終身労務に服することができないもの
5級2号 神経系統の機能または精神に著しい障害を残し、特に軽易な労務以外の労務に服することができないもの
7級4号 神経系統の機能または精神に障害を残し、軽易な労務以外の労務に服することができないもの
9級10号 神経系統の機能または精神に障害を残し、服することが出来る労務が相当な程度に制限されるもの

 

このように、高次脳機能障害には、1級から9級まで6段階の等級があり、障害の程度により、認定される等級が変わります。

 

高次脳機能障害が認定されるためには、

①事故直後、意識障害があったこと

②事故後、脳の委縮等の異常が画像上発見されること

③事故後集中力の低下、記憶力の低下、性格の変化等が現れていること

 

という要件が必要とされてきました。

 

自賠責事務所で高次脳機能障害が認定されるためにこれらの要件が必要であることは基本的には変わらないのですが、近年、裁判例で、①について、事故後、強い意識障害がなく、②についてCTやMRIで異常が認められなくても、軽度外傷性脳損傷として後遺障害を認めた裁判例が現れました(東京高等裁判所平成22年9月9日判決)。

 

高次脳機能障害が疑われる場合には、事故早期の段階でMRIやCT検査の受診が必須であることに変わりありませんが、もしここで異常が出なかったとしても、裁判によって、後遺障害に対する補償を獲得する方法があるのです。

 

「事故に遭ってから人が変わったような気がする」など、些細なことでも高次脳機能障害だと疑われる症状があれば、まずは高次脳機能障害に詳しい弁護士にご相談することをお勧め致します。

 

 

交通事故被害者の皆様の明るい未来のために